twilioへの移行について

boundioとTwilioは両方ともREST APIです。

Twilioの場合、主な言語ごとにライブラリを提供しており、手軽に電話APIの投入ができます。
Twilioライブラリはこちら

こちらではboundioからTwilioへの移行方法について説明します。

まず、両者の機能比較表を御覧ください。

twilioとboundioの機能比較

機能                               twilio     boundio  twilioに関する追加情報
発信  
受信 X  
SMS X SMSは現在提供しておりません。
準備が整い次第アナウンスいたします。
プッシュ音認識  
音声合成 文字を音声に変換。
音声ファイル再生 音声ファイル再生
通話履歴取得  
通話録音 X  
カンファレンスコール X 最大40人まで同時通話
VoIP X
世界対応 X 世界208カ国対応
匿名通話 X 自分の番号を知らせずに通話
通話待機 X  

boundioの発信、プッシュ音取得サンプル

これからboundioとtwilioで発信及びプッシュ音取得のサンプルを紹介致します。

まずboundioから紹介致します。

サンプルコード
boundio_call.php

コードの説明

電話を掛ける際に必要な情報を設定しboundio APIを呼び出します。指定された電話番号に電話をかけ、file(000001)の再生後プッシュ音認識をまちます。ユーザーからの入力が終わったらfile(000002)が再生されます。

twilioの発信、プッシュ音取得サンプル

次にtwilioの例を紹介致します。

twilioは架電の際に下記の情報を元にAPIへアクセスします。
① ACCOUNT SID
② AUTH TOKEN
③ CallerID(Twilio契約電話番号)

電話番号形式について
twilioは世界中でサービスされており世界標準である「E.164」に対応しています。
発信先、受信先などの電話番号を設定する際には下記のように電話番号を指定する必要があります。
例)
電話番号:                  0312345678
twilio設定電話番号:+81312345678

サンプルコード
このサンプルではPHPライブラリを利用しています。

ライブラリのダウンロードはこちら

twilioCall.php

コードの説明
上記のコードでは電話をかける際に必要な情報を設定してTwiMLを呼び出します。
「set your URL」にTwiMLが格納されているサーバーのURLを設定します。

TwiMLとは
Twilioを動かすために電話の命令文を記述するXML形式のスクリプトです。このファイルにTwilioの動詞を記述し、ウェブの配置させればTwilioはTwiMLを参照し電話の処理(Twilioの機能)を行います。

サンプルコード
incomming-twiml.php

コードの説明
11行:電話をかけた際にメッセージの再生
14行:プッシュ音「1」を押すと「$out_tel_to」に設定されている番号に電話をかけます。
16行:通話終了後プッシュ音「2」を押すと「$sound_url」に設定されている
          音声ファイル(mp3など)を再生。
19行:プッシュ音「3」を押すと次の命令が書いてないので通話終了

twilioの使い方法については下記のbetaブログで随時紹介しております。
twilio beta blog Developer